水原町(読み)すいばらまち

日本歴史地名大系 「水原町」の解説

水原町
すいばらまち

面積:三八・二〇平方キロ

郡南部、阿賀野川右岸の沖積地に位置し、北と東は笹神ささかみ村、東から南は安田やすだ町、西は新津市・きよう村に接する。郡南部の穀倉地帯の中心をなす水田単作地帯であるが、古くから近郷の政治・商業の中心地でもあり、江戸中期には幕府の水原代官所、明治初年には越後府、水原県の庁舎が置かれた。羽越本線・国道四九号が通じ、新津・新発田しばた・新潟の各市との便がよいことから、近年は衛星都市的な色彩を強め、米菓工場や縫製工場も進出している。五頭ごず連峰の登山口にあたり、市街地の東端には白鳥の渡来地として知られるひよう湖がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報