水占(みずうら)(読み)みずうら

日本大百科全書(ニッポニカ) 「水占(みずうら)」の意味・わかりやすい解説

水占(みずうら)
みずうら

水を用いた卜占(ぼくせん)で、「みなうら」ともいった。古代の具体的な方法は不詳だが、川辺などに出て、縄などを水に流し、その流れ方によって吉凶を占ったもののようである。一般的には、水に像を写したりして占ったり、その水を飲んだりして吉凶を卜したほか井戸水辺神託を受けたり、供物を水に投げ入れて、その浮沈のようすで占ったりした例が知られる。

[宇田敏彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android