気延(読み)きばえ

精選版 日本国語大辞典 「気延」の意味・読み・例文・類語

き‐ばえ ‥ばへ【気延】

〘名〙 気持。気だて。気性。心ばえ。
浄瑠璃曾我会稽山(1718)四「若けれども亀菊は、侍まさりの気ばへといひ、義理強ひは傾城の習ひよもや如在は致すまじ」

き‐のべ【気延】

〘名〙 のんびりすること。気晴らし
※雑俳・黛山評万句合(1757‐59)「束帯の気のべはぬぐとかしこまり」

き‐のばし【気延】

〘名〙 心の慰め。気晴らし。気散じ
※俳諧・犬子集(1633)二「見る春も気のはしをする梢哉〈重頼〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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