気仙郡古記(読み)けせんぐんこき

日本歴史地名大系 「気仙郡古記」の解説

気仙郡古記
けせんぐんこき

一巻一冊

写本 稲沢久代

解説 気仙郡の村ごとの書上。元禄一一年の古記を、延享五年に石森彦市郎なる者が書写、さらに明和九年に気仙郡猪川村の修験常慶が改訂・書写したもので、常慶書写本のみが残る。村高およびその内訳、市日・制札寺社などの記述は村明細帳的性格をもつ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報