気を砕く(読み)キヲクダク

デジタル大辞泉 「気を砕く」の意味・読み・例文・類語

くだ・く

いろいろと心配する。気遣いをする。心気しんきを砕く。「人間関係に―・く」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「気を砕く」の意味・読み・例文・類語

き【気】 を 砕(くだ)

① いろいろと心配する。心を砕く。
浄瑠璃・心中天の網島(1720)下「弟ゆへに気をくだく粉や孫右衛門は先に立」
② やる気をなくす。意気ごみを失う。
仮名草子伊曾保物語(1639頃)下「かのいのししきをくだひて、『所詮かやうのやつばらにくみせんよりは、他人にうやまはればや』とおもひて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報