比良八講(読み)ひらはっこう

精選版 日本国語大辞典 「比良八講」の意味・読み・例文・類語

ひら‐はっこう【比良八講】

〘名〙
① 昔、近江国滋賀郡鵜川村(滋賀県高島市鵜川)の白鬚神社比良明神)において、毎年菅原道真命日である陰暦二月二四日から四日間、比叡山延暦寺の衆徒が行なった法華経八巻の読経供養法会。比良の八講。《季・春》 〔日次紀事(1685)〕
② 滋賀県の比良山地から吹きおろす春の強風。白鬚神社で修された比良八講の頃に吹き荒れたので、この名がある。比良の八講荒れ。《季・春》

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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