比々岐神社(読み)ひびきじんじや

日本歴史地名大系 「比々岐神社」の解説

比々岐神社
ひびきじんじや

[現在地名]青山町北山

集落の東北、県道の東の高台にある。祭神は比比岐神・武甕槌神ほか一五柱。旧村社。「延喜式」神名帳の伊賀郡一座に「比々岐神社」がある。「伊水温故」「神名帳考証」などは上野市上之庄かみのしようの天神社(猪田の猪田神社へ合祀)をあてているが、「三国地志」は「延長風土記曰、伊賀郡比々岐里下肥也、有神、号比々岐明神、所祭少彦名也、按、北山村上津鹿島ノ地主神八幡宮ト称スル是ナリ」とあり、当社に比定、現在もその見方が有力である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android