毒毒(読み)どくどくしい

精選版 日本国語大辞典 「毒毒」の意味・読み・例文・類語

どくどく‐し・い【毒毒】

〘形口〙 どくどくし 〘形シク〙
① いかにも毒を含んでいるようである。
※俳諧・七番日記‐文化一〇年(1813)三月「うす菫こ菫酒は毒々し」
② にくにくしい。にくたらしい。ことば態度が悪意を含んでいるようである。
滑稽本浮世風呂(1809‐13)三「どくどくしく云なさるけれど、癪な事はいはねへはな」
③ 色などが濃厚すぎる。どぎつい。
恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉一三「両側の店格子の中から、〈略〉毒々(ドクドク)しい色に着飾った生身(いきみ)の贄(にへ)が」
どくどくし‐げ
〘形動〙
どくどくし‐さ
〘名〙

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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