殿野入村(読み)とののいりむら

日本歴史地名大系 「殿野入村」の解説

殿野入村
とののいりむら

[現在地名]四賀村錦部にしきべ 殿野入

松本藩領会田あいだ組で、のち幕府金山かなやま(金山町村)領、その後幕府領。東は保福寺町ほうふくじまち村、南は赤怒田あかんた村に接する。

苅谷原かりやはら郷に属していた。慶長年間(一五九六―一六一五)金山の鉛鉱山が盛んに掘られ、元和三年(一六一七)幕府の金山領が設定されると編入され、寛永三年(一六二六)検地の際、初めて殿野入村として一九五石一斗四升六合の村高がつけられた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android