残ず(読み)のこらず

精選版 日本国語大辞典 「残ず」の意味・読み・例文・類語

のこら【残】 ず

あますところなく。すべて。ことごとく。全部
古今(905‐914)秋下・二六〇「しらつゆ時雨もいたくもる山はしたばのこらずいろづきにけり〈紀貫之〉」
狂言記・松の精(1730)「やれやれ嬉しや嬉しや、不残参ふかと存じたれば、ざっと足を助かった」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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