正ブタン(読み)セイブタン

デジタル大辞泉 「正ブタン」の意味・読み・例文・類語

せい‐ブタン【正ブタン】

CH3CH2CH2CH3示性式で表される、ブタン異性体一つ天然ガス・石油ガス中に含まれ、常温では気体。容易に液化し、燃料や工業原料とする。n-ブタン。ノルマルブタン。→イソブタン

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世界大百科事典(旧版)内の正ブタンの言及

【ブタン】より

…2種の異性体がある。n‐ブタン(IUPAC名は単にブタン)CH3CH2CH2CH3は正ブタンとも呼ばれ,沸点-0.50℃,イソブタン(IUPAC名は2‐メチルプロパン)(CH3)3CHは分枝状アルカンの最も簡単なもので,沸点-11.73℃である。天然ガスの一成分として産し,また原油中に溶存し,石油精製における蒸留ガスに含まれる。…

※「正ブタン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」