横越新村(読み)よこごししんむら

日本歴史地名大系 「横越新村」の解説

横越新村
よこごししんむら

[現在地名]高岡市醍醐だいご

新又あらまた川の下流右岸に位置。北陸街道(巡見使道)が中央を東西に横切る。新又川橋は長さ四間・幅六尺で、西の夏住なつずみ村との間に架かる(三州地理雑誌)。東は横越村、南は西川原島にしかわらじま(現福岡町)の飛地延島のべしま。横越村を親村とする新開村で、寛永九年(一六三二)の古高新開指上高物成帳(川合家文書)では古高二八石余、「横越新村 野立分」と記され、田辺作左衛門の給地。ほかに新開高七石余は蔵入地で代官は西村右馬介。正保郷帳に村名はみえず退転したようであるが、貞享二年(一六八五)新開高一三六石余が横越村領付で認められた。元禄二年(一六八九)に一村立てとなったが、村高は畑直高五石余・免二ツで、新開高は領付のままであった(「礪波郡村名由来」加越能文庫)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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