横山新田村(読み)よこやましんでんむら

日本歴史地名大系 「横山新田村」の解説

横山新田村
よこやましんでんむら

[現在地名]象潟町小滝

鳥海山麓、赤石あかいし川中流西方の丘陵地に位置し、北は大飯郷だいはんごう村、東は長岡ながおか村、南は小滝こたき村、西は塩越しおこし村に接する。

元禄一〇年(一六九七)の出羽国由利郡村付帳に横山新田とあり、村高三二石七斗二升一合五勺、「此新田村居無御座候、六郷伊賀守領知之百姓出作仕候」と注記される。天明八年(一七八八)の庄内御預所由利郡拾壱ケ村御案内帳に、「民家四拾軒 横山新田 是正保二年酒井左衛門尉様御改出 元禄二年より本荘支配下ニ罷成小滝村持添ニ罷成民家なしと罷成申候」とある。小滝村地先の横山新田村は本荘藩の出作地として開発され、住民は本荘藩に属していた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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