森駄場遺跡(読み)もりだばいせき

日本歴史地名大系 「森駄場遺跡」の解説

森駄場遺跡
もりだばいせき

[現在地名]大正町田野々 森駄場

仁井田にいだ川と檮原ゆすはら川の合流点近くの檮原川の左岸河成段丘の舌状台地上にある。縄文後期の遺物包含地。標高一八〇メートル、川面からの比高は六三・五メートル。遺跡の所在地は大正高等学校の校庭とそれに隣接する畑地と墓地で、小字名をとって森駄場遺跡とよぶが、まだ本格的な発掘調査は行われていない。発見された遺物は打製石鏃・スクレーパーなど。石器・石器剥片の散布は多いが、縄文土器の発見は少ない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android