森・杜(読み)もり

精選版 日本国語大辞典 「森・杜」の意味・読み・例文・類語

もり【森・杜】

〘名〙
神社などのある神域で、神霊の寄りつく樹木が高く群がり立った所。
万葉(8C後)七・一三七八「木綿かけて斎(いは)ふこの神社(もり)越えぬべく思ほゆるかも恋の繁きに」
② 樹木が多くこんもりと茂った所。
※万葉(8C後)一〇・一八五〇「朝な朝な吾が見る柳うぐひすの来居て鳴くべき森に早なれ」
源氏(1001‐14頃)蓬生「木立茂くもりのやうなるを過ぎ給ふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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