桜麻(読み)さくらあさ

精選版 日本国語大辞典 「桜麻」の意味・読み・例文・類語

さくら‐あさ【桜麻】

〘名〙 (花が薄紅色で桜のような五弁であるところからとも、桜の咲く頃に種子をまくところからともいう) 麻の雄株雄麻(おあさ)さくらお。《季・夏》
仙覚抄(1269)一一「さくらあさとは桜いろなるあさのある也といへり」

さくら‐お ‥を【桜麻】

雑俳十八公(1729)「桜苧(さくらを)はいつまでも草や御髪置」

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