桜井能監(読み)さくらい・よしかた

朝日日本歴史人物事典 「桜井能監」の解説

桜井能監

没年明治31.6.4(1898)
生年:生年不詳
明治期の内務・宮内官僚。島根県出身。明治2(1869)年,政府出仕,正院大主記,左院5等議官を経て10年,太政官兼内務省少書記官,寺社局長。翌年内務権大書記官,14年同大書記官に昇任。16年宮内官僚を兼務,19年宮内大書記官,内事課長。また小松宮別当を兼ねた。21年,帝室制度取調局委員,さらに内大臣秘書官兼式部官兼宮内書記官。

(福地惇)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「桜井能監」の解説

桜井能監 さくらい-よしかた

1844-1898 明治時代の官僚。
天保(てんぽう)15年6月10日生まれ。桜井梅室の子。京都の妙法院をつぎ村岡多聞を名のる。維新後は桜井姓にもどり太政官(だじょうかん)に出仕。明治15年内務省社寺局長となり,皇典講究所創立につくす。のち宮内大書記官。明治31年6月4日死去。55歳。号は錦洞。著作に「十七題要録」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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