案田村(読み)あんだむら

日本歴史地名大系 「案田村」の解説

案田村
あんだむら

[現在地名]三刀屋町古城こじよう

三刀屋川の支流古城川左岸の段丘沿いに集落が点在し、東は給下きゆうした村、南は古城川を隔てて尾崎おさき村。「出雲国風土記」所載の飯石郡田中たなか(現田中神社)がある。後背の通称じゃ山はじよう山の転訛したものと思われる。正保国絵図に村名がみえる。元禄十年出雲国郷帳では高二九五石余、寛文四年(一六六四)の本田高二九〇石余・新田高一石余。安永二年(一七七三)の飯石郡中独案内帳(原家文書)では高二三〇石余、家数四六・人数二一九、馬二・牛二六。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android