根方(読み)ネカタ

デジタル大辞泉 「根方」の意味・読み・例文・類語

ね‐かた【根方】

《「ねがた」とも》
木の根もと。根のあたり。「松の根方にたたずむ」
ものの下の方。下部
「行く道の岸の―に」〈為忠集・詞書
[類語]根っこ根もと球根主根側根髭根根毛百合根蓮根

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「根方」の意味・読み・例文・類語

ね‐かた【根方】

〘名〙 (「ねがた」とも)
① ものの下部。すその方。麓の方。
※神宮文庫本為忠集(鎌倉中か)「ひえの山へのぼりけるに行道きしのねかたに、つつじの数多さきけるを見て」
② 木の根もと。
浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二「お勢は大榎の根方(ネガタ)の所で立止まり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android