デジタル大辞泉
「蓮根」の意味・読み・例文・類語
はす‐ね【×蓮根】
1 ハスの地下茎。れんこん。はす。
2 小児にできる瘡の一種。
「少しの―の跡、人の目に掛かる程にはなきに」〈浮・諸艶大鑑・六〉
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れん‐こん【蓮根】
〘名〙
① 蓮
(はす)の地下茎。食用とする。はすのね。はすね。はす。
藕根(ぐうこん)。
※
菅家文草(900頃)四・仁和四年、自春不雨、府之少北、有一蓮池「池底塵生、蓮根気死」 〔周霆震‐冰盤雪藕詩〕
※いやな
感じ(1960‐63)〈
高見順〉二「苦心して入手した
レンコン(ピストル)は、いざとなると役に立たなかった」
はす‐ね【蓮根】
〘名〙
① 蓮の地下茎。
多くの穴があり、食用となる。れんこん。
▼はすね掘(ほ)る《季・冬》
※俳諧・毛吹草(1638)一「
散花でふたする池のはすね哉」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
蓮根【れんこん】
食用とされるハスの地下茎。ハス自体をさすことがある。池や沼,水田で栽培され,普通は晩春に植え付け秋〜翌春に収穫するが,最近は夏収穫する早生(わせ)ものも多い。主成分はデンプンでビタミンB1も含む。しゃきしゃきした歯ごたえが喜ばれ,おもに日本料理に用いられる。酢の物,あえ物,すし種,煮物,たきこみ飯,精進揚などにされる。
→関連項目からしれんこん
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蓮根[根菜・土物類]
れんこん
関東地方、茨城県の地域ブランド。
茨城県は全国の3割の蓮根を生産する名産地。霞ヶ浦や土浦の周辺は低湿地帯で、芦などが堆積した泥炭性埴土の肥沃な土壌と豊富な高水温の水に恵まれ、歯ざわりの良い蓮根が育つ。元来、自然の蓮根は褐色でつやがあるが、茨城県では研究機関と連携して色の薄い蓮根を収穫できるようになった。漂白剤は一切使用していないので、安心して食べられる。先が見えることから縁起物として慶事には欠かせない食材。
蓮根[根菜・土物類]
れんこん
東海地方、愛知県の地域ブランド。
主に愛西市で生産されている。茨城県・徳島県とともに愛知県は蓮根の全国三大産地の一つ。江戸時代には、木曽川下流の土質が栽培に適していたため海部地域でつくられていた。昔から見通しがきく縁起物として正月の料理など慶事に欠かせない野菜。ビタミンC・食物繊維・カリウムを多く含み、胃腸の炎症をやわらげる働きもある。露地栽培・ハウス栽培ともにおこなわれ、周年出荷されている。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報
蓮根
れんこん
ハス(蓮)の地下茎。食用とされ、日本や中国、東南アジアで古くから栽培が行われている。
[編集部]
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普及版 字通
「蓮根」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報