柘植川(読み)つげがわ

日本歴史地名大系 「柘植川」の解説

柘植川
つげがわ

阿山郡伊賀いが町柘植町の寒風かんぷうに発し、木津川断層の構造谷に沿って西流、上野市三田みた南端部で服部はつとり川に合流する。全長約一八キロ。伊賀町中柘植なかつげ倉部くらぶ川、同柏野かしわの南端でたき川、阿山町円徳院えんとくいん南部で河合かわい川などを合する。条里遺構流域にみられ、上野市域に入って服部町付近までに広がる万町の沖まんちようのおきは、伊賀国最大かつ典型的な遺構である。条は上流から下流へ、里は南から北へ数え進む。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android