枯木も山の賑わい(読み)かれきもやまのにぎわい

精選版 日本国語大辞典 「枯木も山の賑わい」の意味・読み・例文・類語

かれき【枯木】 も 山(やま)の=賑(にぎ)わい[=賑(にぎ)やかし・=飾(かざ)り]

(枯れた木でも山に趣を添える意から) つまらないものでも無いよりはましであることのたとえ。〔俳諧・毛吹草(1638)〕
人情本・春色袖之梅(1837‐41)初「茶摘連の大人達(たいじんであい)にはおよびもねへが、ほんの枯木も山の賑しとやらで往(いき)やすのさ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android