果し(読み)はてし

精選版 日本国語大辞典 「果し」の意味・読み・例文・類語

はて‐し【果し】

〘名〙
① (「はて」に強意助詞「し」が付いたものが一語化した語。多く、打消の語を伴って用いる) 終わり。限り。際限。はて。
※大観本謡曲・龍虎(1516頃)「星の国にと行く雲の、はてしはあらじ人心」
江戸時代、芸者仲間の隠語で、房事
随筆・俗耳鼓吹(1788)「薬研堀芸者(歌妓かくしことばに、房事の事をはてしといふもおかし

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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