松沢宥(読み)まつざわゆたか

百科事典マイペディア 「松沢宥」の意味・わかりやすい解説

松沢宥【まつざわゆたか】

美術家長野県生れ。早大卒。1952年美術文化協会展に初出品。1957年より読売アンデパンダン展発表。1964年より物体としての作品制作をやめ,儀式ふうのパフォーマンス言語による作品を展開。〈人類滅亡〉〈万物消滅〉のテーマコンセプチュアル・アートとして示す。
→関連項目メール・アート

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松沢宥」の解説

松沢宥 まつざわ-ゆたか

1922-2006 昭和後期-平成時代の美術家。
大正11年2月2日生まれ。美術文化協会展,読売アンデパンダン展に出品。神秘的な記号による絵画,立体作品を制作し,非感覚絵画を提唱する。昭和39年以降は文章とパフォーマンスを表現手段とする作品を発表,日本の観念芸術先駆者として国際的な注目をうけた。平成18年10月15日死去。84歳。長野県出身。早大卒。

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