デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松下元芳」の解説
松下元芳 まつした-げんぽう
天保(てんぽう)2年生まれ。筑後(ちくご)(福岡県)久留米(くるめ)藩医。広瀬淡窓(たんそう)に儒学を,中島泰民に蘭学をまなぶ。のち緒方洪庵(こうあん)の適塾にはいり塾頭をつとめる。また福沢諭吉の慶応義塾で英語をまなび,藩校医学館でおしえた。明治2年12月9日死去。39歳。名は寿太郎。
【格言など】漢よりいで蘭に入りまた英を学ぶ。吾,しいて仕えていまだ名を成さざるを恥ず(辞世)
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