杵屋六左衛門(14世)(読み)きねやろくざえもん[じゅうよんせい]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「杵屋六左衛門(14世)」の意味・わかりやすい解説

杵屋六左衛門(14世)
きねやろくざえもん[じゅうよんせい]

[生]1900.10.6.
[没]1981.8.23.
長唄唄方家元。本名安彦。 13世六左衛門の子。 14世杵屋喜三郎を経て,1916年 14世六左衛門を襲名。六左衛門の名跡は代々三味線方であったが,父および4世吉住小三郎に師事し,唄方として活躍した。『楢山節考』『壇ノ浦』など多くの作曲もある。 14世没後は次女六左が 15世を継承。なお,六左衛門の代数は1世杵屋勘五郎以来の宗家としての代数で,六左衛門の名跡が 15世続いたものではない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android