東楽々福神社(読み)ひがしささふくじんじや

日本歴史地名大系 「東楽々福神社」の解説

東楽々福神社
ひがしささふくじんじや

[現在地名]日南町宮内

宗教法人としての正式名称は楽々福神社。鬼林きりん(一〇三一・二メートル)の北西麓に鎮座する。旧県社。主祭神は大日本根子彦太瓊命・細姫命・福姫命・若建吉備津彦命。藩政期には楽々福大明神と称され、西にし村の楽々福大明神(西楽々福神社)とともに宮内みやうち奥日野おくひの大社と称された。「伯耆志」によると社殿は方三間、東西三間・南北四〇間の馬場があり、社領は寛文七年(一六六七)に四石五斗とされた。天保五年(一八三四)の寺社領帳(藩史)では六石五斗。「伯耆志」を勘案すると、内訳は神主三吉氏四石・禰宜田辺氏五斗で、残りは別当寺神宮じんぐう寺分と考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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