東小篠村(読み)ひがしこざさむら

日本歴史地名大系 「東小篠村」の解説

東小篠村
ひがしこざさむら

[現在地名]八日市場市東小笹ひがしこざさ

西小篠村の東に位置し、平坦地に集落が形成される。天正一八年(一五九〇)本多康俊は総州小篠郷で五千石を与えられた(「諸大名旗本分限帳」内閣文庫)。寛文八年(一六六八)の鷹場五郷組合帳に小篠とみえ、旗本菅沼領四二〇石・同永田領六一石余・同戸塚領四〇石余・同本間領三一石余・同岡部領一六石・同馬場領一〇石となっており、東小篠組に属した。元禄一三年(一七〇〇)頃の下総国各村級分では高五五〇石余で、旗本高力領。幕末まで同氏領。浜に近い立地条件から塩や干鰯の生産も行われていた。また寛保三年(一七四三)から寛延四年(一七五一)までの間に三人の地引網の網主がいたが、不漁続きでのちに網株を譲っている(江波戸家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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