東同笠村(読み)ひがしどうりむら

日本歴史地名大系 「東同笠村」の解説

東同笠村
ひがしどうりむら

[現在地名]浅羽町東同笠・大野おおの

城東きとう郡のうち。山名やまな郡西同笠村の東に位置し、南は海。正保郷帳に村名がみえ、横須賀藩領。田方五二二石余・畑方一三四石余、松福寺領三石・大明神領一石二斗。慶安四年(一六五一)に枝郷同笠新田を分村し(郷里雑記)、元禄郷帳では高四四七石余。「遠淡海地志」によると家数四七。領主の変遷は梅田うめだ村に同じ。貞享三年(一六八六)には下輪しもわ一四ヵ村の一村として参加した中畦なかうね堤相論について裁許を得、安政三年(一八五六)には江之端えのはた悪水吐圦樋伏替えをめぐる相論にも参加している。正徳元年(一七一一)掛川宿への人馬を負担(「遠州掛河町寄人馬割」原家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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