来福寺(読み)らいふくじ

日本歴史地名大系 「来福寺」の解説

来福寺
らいふくじ

[現在地名]下関市大字井田

井田いだの北西部、おかにある。山間部で背後山林前方綾羅木あやらぎ川が南流する。曹洞宗。宝鏡山と号し、本尊聖観音

寺伝によれば、開山は長府藩主毛利秀元に従って芸州洞雲とううん(現広島県佐伯郡)から来た功山こうざん寺三世三庭で、慶長一五年(一六一〇)に創建された。

松小田の四王まつおだのしおう寺勤行の寺役があり、歴代藩主から五石の扶持料を受け、四王司毘沙門の別当職に任ぜられていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android