村山西割村(読み)むらやまにしわりむら

日本歴史地名大系 「村山西割村」の解説

村山西割村
むらやまにしわりむら

[現在地名]高根町村山西割

八ヶ岳の南麓、標高六七〇―九〇〇メートル付近に位置。東は村山東割村、西は五町田ごちようだ村、南は小池こいけ村。中世村山郷が慶長年間(一五九六―一六一五)に東・西・北に三分割されたといい、当村は宮地みやじ宮頭みやがしら西原にしはら赤羽根あかばねつじ才楽さいらく南原みなみばら長林ながばやしてらまえの九集落からなる(甲斐国志)。慶長六年の検地帳(県立図書館蔵)には「村山之内西割之郷」とあり、上田一町四反余・中田一三町六反余・下田九町六反余・下々田八町余、上畑二町三反余・中畑四町四反余・下畑六町五反余・下々畑五町余、熊蔵荒一四町一反余・弾正荒田畑五町一反余、屋敷数二〇。慶長古高帳では高五六一石余、屋代越中知行、ほかに八幡(熱那神社)領四石九斗四升がある。延宝七年(一六七九)の検地帳(県立図書館蔵)では高七五三石余、反別は上田三町三反余・中田一五町五反余・下田二二町一反余・下々田一三町七反余・山田二町八反余、上畑二町一反余・中畑五町五反余・下畑一〇町二反余・下々畑一〇町三反余・山畑一一町五反余、屋敷数一一五。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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