赤羽根(読み)あかいはね

精選版 日本国語大辞典 「赤羽根」の意味・読み・例文・類語

あかい【赤】 羽根(はね)

毎年一〇月に行なわれる共同募金に、寄付したしるしに付ける、赤く染めた小さな羽根。《季・秋》
自由学校(1950)〈獅子文六〉自由を求めて「赤い羽根だの、白い羽根だのが、寄ってくる」

あかい‐はね【赤羽根】

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「赤羽根」の意味・わかりやすい解説

赤羽根
あかばね

愛知県南部、渥美郡(あつみぐん)にあった旧町名(赤羽根町(ちょう))。現在は田原(たはら)市の南部を占める一地域。旧赤羽根町は1958年(昭和33)町制施行。2003年(平成15)田原町に編入、同時に田原町が市制施行して田原市となる。国道42号が通る。渥美半島の太平洋岸(遠州灘(えんしゅうなだ))に位置する。以前は半農半漁村であったが、豊川用水の通水によってキャベツの産地となり、現在は電照ギク、メロン、トマトなどの温室園芸に変わり、生産性の高い先進農村へと転じた。池尻(いけじり)川河口には、遠州灘の避難港として赤羽根港がある。渥美半島外浜(そとはま)は急崖(きゅうがい)で年々崩壊して後退し、旧伊勢街道の通った場所もいまは海の中となり、東部の高松地区には移転集落もある。古い集落は厚い防風林に囲まれている。また外浜には太平洋ロングビーチがあり、海水浴客やサーフィン客でにぎわう。近くには景勝地の一色ノ磯もある。

[伊藤郷平]

『『赤羽根町史』(1968・赤羽根町)』

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「赤羽根」の意味・わかりやすい解説

赤羽根
あかばね

愛知県南部,田原市中南部の旧町域。渥美半島の太平洋側に位置する。 1958年町制。 2003年田原町に編入後,市制施行により田原市となった。温室やビニルハウスでの電照菊 (→電照栽培 ) やメロンなどの栽培大山 (328m) 南麓でのストック,キンセンカなどの花卉栽培が有名。大型機械の導入によりキャベツ,スイカ,ダイコンなどの野菜栽培の生産性が向上,1戸あたりの農業所得は全国でも上位。気候は温暖で,海岸を訪れる観光客も多い。沿岸三河湾国定公園に属する。

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改訂新版 世界大百科事典 「赤羽根」の意味・わかりやすい解説

赤羽根 (あかばね)

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