李 鴻章(読み)りこうしょう

旺文社世界史事典 三訂版 「李 鴻章」の解説

李 鴻章
りこうしょう

1823〜1901
清末期の政治家
曾国藩 (そうこくはん) の下で江蘇巡撫 (じゆんぶ) になり,太平天国が起こると,郷里安徽省淮軍 (わいぐん) を組織して太平天国およびそののち捻軍 (ねんぐん) の反乱平定。1870年直隷総督兼北洋大臣となり,以後25年間その地位にあり,清の外交を一手に握る。その間,西洋の技術を導入して軍事・運輸・紡績などの近代工業をおこし北洋海軍を育成して洋務運動に尽くした。外交面では天津 (てんしん) 条約下関条約北京議定書に調印し,極東外交の第一人者とされたが,藩属国の喪失,派閥勢力の増大,政治経済的利権の提供に終始し,中国の半植民地化を深化させた。

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367日誕生日大事典 「李 鴻章」の解説

李 鴻章 (り こうしょう)

生年月日:1823年2月15日
中国,清末の政治家
1901年没

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