杉野神町(読み)すぎのがみちよう

日本歴史地名大系 「杉野神町」の解説

杉野神町
すぎのがみちよう

[現在地名]日野町大窪おおくぼ 杉之神町すぎのがみちよう

下鍛冶しもかじ町の西、南今みなみいま町通にあり、日野大窪町の東寄り中央に位置する。城下町割では南今町通七ヵ町のうちの別所べつしよ町が当町にあたり、城下形成時に南西方の別所村からの移住により成立した町と思われる。延宝七年(一六七九)からは日野大窪町鍛冶組に所属。正徳五年(一七一五)の三町絵図では北側に南面する西円さいえん寺が描かれ、同寺西側には野神が祀られていて町名の由来が知られる。正保四年(一六四七)頃には木地屋五軒があり(蛭谷氏子狩帳)、正徳元年には保内郷(現八日市市)から塗物用の渋柿を購入している五名の塗師がいた(八日市市史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android