杉田館跡(読み)すぎたたてあと

日本歴史地名大系 「杉田館跡」の解説

杉田館跡
すぎたたてあと

[現在地名]二本松市杉田町

旧字舘山たてやまにある中世の館跡。北西から南東に走る丘陵の最先端、独立丘陵に近い標高二七〇メートルの頂上部に位置する。南は眼下に杉田川を見下ろし、遠く本宮もとみや(現本宮町)方面の平坦地を見通す。東の山麓には天台宗光恩こうおん寺と北杉田の集落が並ぶ。「積達古館弁」「積達館基考」は「奥陽仙道表鑑」を引用して杉田豊後守・同石見守居館としており、享保二一年(一七三六)の書上と思われる杉田組村々并六町大概書(二本松市史)は館主を杉田刑部左衛門としている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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