杉之内村(読み)すぎのうちむら

日本歴史地名大系 「杉之内村」の解説

杉之内村
すぎのうちむら

[現在地名]夢前町杉之内

古知之庄こちのしよう村の北、夢前川右岸に位置し、東は塩田しおた村。古知之庄村の枝郷で、宝永六年(一七〇九)分村・独立した(「届書」清瀬家文書)。元文二年(一七三七)の村明細帳(同文書)によると高三三七石余、反別は田方一五町九反余・畑方五町四反余、免五ツ五分、小物成に犬米一斗六升余・草藁役銀一六六匁余・山役銀三七匁余・山伐札役銀二六匁余・栗役銀一匁余・柿渋銀二匁余がある。家数五三(うち本百姓三六)、ほかに枝村上岡うえおか一〇・たに三、人数二五四、牛一八、高札二、池五・井堰一三・橋一一、農間余業に栗・柿・山枡・樵・柚・梅などを姫路で売りさばいた。庄屋は八郎右衛門であった。同四年の上土控(同文書)によると田畑地の多くが「真土黒土ねつミ色小石交り、底赤ねば土青ねば土小石交り」で、肥料干鰯・草柴・げす・馬屋ごえ・灰・焼土。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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