杉ノ原遺跡(読み)すぎのはらいせき

日本歴史地名大系 「杉ノ原遺跡」の解説

杉ノ原遺跡
すぎのはらいせき

[現在地名]高宮町川根

中国山脈のほぼ中央、島根県境に近い標高約二六〇メートルの斜面で、前面に小川のある、狩猟漁労に適した絶好の位置にあり、高田郡内では遺物を伴った唯一の縄文遺跡。開墾中に発見され、内容については不明な点も多いが、石囲いのある炉状の遺構があったといわれ、それに伴って縄文土器や磨製石斧・敲石などが採集されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android