朱門(読み)シュモン

デジタル大辞泉 「朱門」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐もん【朱門】

朱塗りの門。
《門を朱塗りにしたところから》富貴の人の家。
「―に三千かくを養はずんば」〈虎明狂・鶏泣〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「朱門」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐もん【朱門】

〘名〙
① 朱塗りの門。赤門
※寛永刊本江湖集鈔(1633)一「十二街中十二朱門禁中にあり」 〔晉書‐麹充伝〕
② (多く門を朱で塗ったところから) 富貴の人の家。
※虎明本狂言・鶏泣(室町末‐近世初)「しゅもんに三千のかくをやしなはずんばだれかけいめいをしてはうくゎいする事をえん」
③ 女性の性器陰門。〔二十巻本和名抄(934頃)〕

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普及版 字通 「朱門」の読み・字形・画数・意味

【朱門】しゆもん

貴人の家。唐・王維〔酒を酌みて裴迪に与ふ〕詩 酒をみて君に與ふ、君自ら(ゆる)うせよ 人波瀾に似たり 白首相知ほ劍を按じ 朱門の先、彈冠(官途を願う)を笑ふ

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