白首(読み)はくしゅ

精選版 日本国語大辞典 「白首」の意味・読み・例文・類語

はく‐しゅ【白首】

〘名〙 しらがあたま。白頭。また、その人。老人
続日本紀‐養老六年(722)二月甲午「壮年赴役、白首帰郷、艱苦彌深、遂陥」 〔史記‐范雎蔡沢伝賛〕

しろ‐くび【白首】

〘名〙 白粉(おしろい)を、首すじに濃くぬりたてて、客に媚(こび)を売る女。私娼・淫売婦・茶屋女などの称。しらくび。しろくびおんな。
歌舞伎霜夜鐘十字辻筮(1880)三幕「二分取られる位なら、白首(シロクビ)の所へ行ったものを」

しら‐くび【白首】

〘名〙 =しろくび(白首)〔新しき用語の泉(1921)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「白首」の意味・読み・例文・類語

しら‐くび【白首】

しろくび(白首)」に同じ。

しろ‐くび【白首】

《おしろいを首筋に濃く塗りつけた人の意》下等な売春婦。しらくび。

はく‐しゅ【白首】

白髪の頭。白頭。また、老人。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「白首」の読み・字形・画数・意味

【白首】はくしゆ

白髪。〔後漢書、献帝紀〕(初四年詔)今耆儒(きじゆ)、年六十を踰(こ)え、去りて本土を離れ、糧を營求し、業を專らにすることを得ず。結入學し、白首しく歸る。~(われ)甚だ愍(あは)れむ。

字通「白」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android