朱家寨遺跡(読み)しゅかさいいせき(英語表記)Zhu-jia-zhai

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「朱家寨遺跡」の意味・わかりやすい解説

朱家寨遺跡
しゅかさいいせき
Zhu-jia-zhai

中国青海省湟中県にある彩陶を出土する遺跡西寧の西約 17kmの湟河の北岸にある。 1923年にスウェーデンの考古学者 J.アンダーソンによって調査が行われた。南北 850m,東西 470mほどの遺跡で,遺跡の南寄りには墓地群が存在する。住居址からは甘粛仰韶文化に属する各時期の土器が出土している。 47体の人骨とその副葬品が発見されたが,一般に特別の施設はなく,仰臥伸展葬で,馬廠期に属する彩陶,粗陶,玉,石器,骨器などの各種遺物が出土している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android