札幌[駅](読み)さっぽろ

百科事典マイペディア 「札幌[駅]」の意味・わかりやすい解説

札幌[駅]【さっぽろ】

北海道札幌市にある,函館本線の駅。1880年に北海道で初めて鉄道が開通した際に設置された,非常に長い歴史を誇る駅。現在ではホームや線路がすべて高架上に移設され,道内はもとより国内でも最大級の5本ものホームを有する巨大な高架駅に変貌した。函館本線の一中間駅の位置づけではあるが,白石駅からは千歳線が,桑園駅からは札沼線が全列車乗り入れており,札幌近郊の普通列車はもちろん,道内各地とを結ぶ特急列車や,新千歳空港までを結ぶシャトル列車が行き交い,北海道の鉄道網の核となる駅。また,駅の地下では2本の市営地下鉄がJRの線路と直交し,さらに駅南側隣接地には大規模なバスターミナルもあり,高架下の商業施設ともども鉄道の結節点を超えた重要な役割を果たしている。なお,地上にあった駅舎などの施設跡地は再開発され,複合超高層ビルJRタワーが駅南側にそびえ立っている。1日平均乗車人員は9万1575人(2012)。
→関連項目北海道旅客鉄道[株]

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報