本村井神社(読み)もとむらいじんじや

日本歴史地名大系 「本村井神社」の解説

本村井神社
もとむらいじんじや

[現在地名]松任市村井町

村井むらい町のほぼ中央に位置。旧県社。祭神少彦名命。「延喜式」神名帳に記載される石川郡一〇座のうち同名社に比定される。近世には春日明神とよばれ、古老伝承によれば、古くは薬師様ともよばれたらしい。享保九年(一七二四)の本村井神社略由来(社蔵)によると、大宝三年(七〇三)に創建され、正保二年(一六四五)に春日四柱を相殿に祀ったが、寛文五年(一六六五)社殿炎上、金沢町の神明宮に移ったという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報