末戸村(読み)すえどむら

日本歴史地名大系 「末戸村」の解説

末戸村
すえどむら

[現在地名]秋田市四ッ小屋末戸松本よつごやすえどまつもと

小阿地こあじ村から半里東南、岩見いわみ川流域に開けた新田村。正保四年(一六四七)の出羽一国絵図に末戸新田村一一三石とみえる。慶長六年(一六〇一)豊島としま(現河辺郡河辺町戸島)落城後、豊島から岩見川河岸に移住した人々の集落といわれる(四ッ小屋村誌)

享保一五年(一七三〇)の「六郡郡邑記」に「末戸村 二十七軒。御所野村六軒 天和年中羽立」とある。文化(一八〇四―一八)頃の「六郡郷村誌略」に「高百十八石七斗、免五ツ五歩、田水岩見川、家居二十一戸、人百十口、馬二十五頭」と記し、縄・菰を生産し久保田販路を求めていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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