木曾山下(読み)きそのやました

日本歴史地名大系 「木曾山下」の解説

木曾山下
きそのやました

[現在地名]木曾福島町新開 上田

「参考源平盛衰記」に木曾義仲を「木曾の山下ト云所ニ隠シ置」とあるが、木曾路を通った貝原益軒はその紀行「岐蘇路之記」に「宮の腰より一里下に上田と云所あり。兼平が父木曾の仲三兼遠が屋敷の跡あり。木曾義仲の父帯刀先生義賢、悪源太義平にころされし時、義仲二歳なりしを母抱て信濃にくだり、木曾の仲三兼遠を頼しかば、兼遠養育してひとゝなりぬ」としている。宝暦七年(一七五七)の「吉蘇志略」には「権守兼遠宅。村の西に在り、今は田圃と為る、其林中古松樹一株有り、呼で木曾義仲元服の松と曰ふ」とあり、また「天神祠。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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