木庭村(読み)こばむら

日本歴史地名大系 「木庭村」の解説

木庭村
こばむら

[現在地名]菊池市木庭

藤田ふじた村の北にあり、菊池川が北から西へ流れる。隈府わいふ町高札辻より約三〇町。永正三年(一五〇六)一〇月二日、豊後の大友氏の軍勢が「木庭」に押寄せた(同年一〇月一六日「山北邦続内田重国連署状」相良家文書)。天正一七年(一五八九)の御給人帳に田四町六反二畝余・畠一六町九反四畝余・山畠五町七反八畝余、分米二一四石一斗余とある。近世河原手永に属し、「国誌」は小村平原を記す。

木庭村
こんばむら

[現在地名]東海市富木島ふきしま町・中央ちゆうおう

村東を北から南へ渡内わたうち川が流れ、集落東部にある。北は清水しみず村、東は冨田とみだ村に接する。「尾張国地名考」に「胡婆を胡牟婆といふは音便なり」とある。「寛文覚書」によれば、概高二九〇石余、田一〇町八反余・畑四町七反余、家数三五、人数二四四。天保年間(一八三〇―四四)と推定される図によれば、戸数八〇、人数三四九に増加(東海市史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android