木代庄(読み)きしろのしよう

日本歴史地名大系 「木代庄」の解説

木代庄
きしろのしよう

現在の木代・切畑きりはたから余野よのの一部にかけての山間部にあった山城石清水いわしみず八幡宮の庄園。承久二年(一二二〇)一二月一六日の大善法寺祐清譲状(石清水文書、以下同文書については個別文書名のみ記す)に、石清水検校の祐清が弟子宝清に「摂津国木代庄領家并預所職」を譲渡したことがみえる。また同年一二月日付の検校祐清譲状にも、修理別当法眼(宝清)に譲る一所として同様の記載があり、別に「(南殿)女子得寿姫令譲所々」の一所として、「木代庄内(小カ)松谷田弐町畠屋敷山林等」がみえる。次いで仁治三年(一二四二)に宝清から同宮権別当宮清へ伝領され(同年九月二五日家田宝清処分状)、文永一一年(一二七四)宮清から尚清へ(同年七月日宮清処分帳)、永仁五年(一二九七)尚清から宮一若(通清)へと譲られた(同年六月日尚清処分帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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