朝日寺(読み)ちようにちじ

日本歴史地名大系 「朝日寺」の解説

朝日寺
ちようにちじ

[現在地名]久留米市大善寺町夜明

夜明山と号し、臨済宗妙心寺派。本尊地蔵菩薩神子栄尊開山とする。寛元三年(一二四五)栄尊は三潴庄領家四条隆親に朝日寺の四至を申請し、翌四年隆親の下文を得て四至を定め、国役・佃所当已下公事を免除された(栄尊和尚年譜)。栄尊の父は平康頼、母は三潴庄住人藤吉種継の女で、建久六年(一一九五)六月二六日に誕生。母が不空羂索大士を本尊とする一伽藍で康頼と出会い一夕の夢に朝日を呑み懐胎した嘉瑞により、山号を夜明、寺号を朝日としたとする(夜明山朝日寺記文)

朝日寺
ちようにちじ

[現在地名]越路町朝日

朝日あさひ集落の中央にある。曹洞宗、医王山と号する。本尊は十一面観世音菩薩。上杉家の祈願所。開山は草水くそうず(現北蒲原郡安田町)観音寺二世桜山で、応仁二年(一四六八)創建と伝える(明治一〇年「朝日村誌」)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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