一夕(読み)いっせき

精選版 日本国語大辞典 「一夕」の意味・読み・例文・類語

いっ‐せき【一夕】

〘名〙
一夜一晩。また、一晩じゅう。
霊異記(810‐824)上「一夕に心経を誦すること一百遍許」 〔後漢書‐蘇不韋伝〕
② ある夜。
俳諧去来抄(1702‐04)先師評「一夕、先師の『いざくつろぎ給へ。我も臥(ふし)なん』との給ふに」 〔白居易‐夢裴相公詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「一夕」の意味・読み・例文・類語

いっ‐せき【一夕】

ひと晩。一夜いちや。「一朝一夕
ある晩。ある夜。「一夕友と語らう」
[類語](1一夜一夜ひとよ一晩一晩中終夜夜もすがら夜通し夜っぴて/(2一朝一夕一夜

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android