一夕(読み)いっせき

精選版 日本国語大辞典 「一夕」の意味・読み・例文・類語

いっ‐せき【一夕】

〘名〙
一夜一晩。また、一晩じゅう。
※霊異記(810‐824)上「一夕に心経を誦すること一百遍許」 〔後漢書‐蘇不韋伝〕
② ある夜。
※俳諧・去来抄(1702‐04)先師評「一夕、先師の『いざくつろぎ給へ。我も臥(ふし)なん』との給ふに」 〔白居易‐夢裴相公詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「一夕」の意味・読み・例文・類語

いっ‐せき【一夕】

ひと晩。一夜いちや。「一朝一夕
ある晩。ある夜。「一夕友と語らう」
[類語](1一夜一夜ひとよ一晩一晩中終夜夜もすがら夜通し夜っぴて/(2一朝一夕一夜

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

線状降水帯

線状に延びる降水帯。積乱雲が次々と発生し、強雨をもたらす。規模は、幅20~50キロメートル、長さ50~300キロメートルに及ぶ。台風に伴って発達した積乱雲が螺旋らせん状に分布する、アウターバンドが線状...

線状降水帯の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android