朝山八幡宮(読み)あさやまはちまんぐう

日本歴史地名大系 「朝山八幡宮」の解説

朝山八幡宮
あさやまはちまんぐう

[現在地名]出雲市松寄下町

松寄下まつよりしも町の西端、高瀬たかせ川に沿ってある。主祭神は品陀和気天皇・帯中日子天皇・息長帯比売命。旧郷社。保元三年(一一五八)一二月三日の官宣旨(石清水文書)によれば、出雲国に山城石清水いわしみず八幡宮の八別宮が置かれ、その第六の新松しんまつ別宮(新松八幡)白枝しろえだ村にあったという。朝山郷地頭となった大伴氏(藤原氏とも)は朝山姓を名乗り、郷内に鎌倉鶴岡八幡宮の分霊を勧請し、新松八幡を合体して朝山郷の総社とした。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android