有巣村(読み)あつそむら

日本歴史地名大系 「有巣村」の解説

有巣村
あつそむら

[現在地名]清見村巣野俣すのまた

川上かわかみ川が中央を北流し、北東さか村から有巣峠を越えた高山街道が当村で再び同川に沿う。恵林けいりん寺の明応七年(一四九八)本願寺実如下付の本尊裏書に「大野郡徳永郷有惣願主釈正了」とみえる。慶長一〇年(一六〇五)飛騨国郷帳の川上郷に村名がみえ、高五〇石余、田一二石余・畑三八石余、物成高は一〇石余。同一八年郷帳には「あつそ村」とあり高はほぼ同じ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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